警察官になりたい人にそっと教える元刑事のKちゃんのブログ

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海外旅行はご法度?警察官が「いけない国」がある?

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「年に一度は海外旅行にいく」

こんなステキな趣味をもっている方は、警察官になるとかなりのストレスを溜め込んでしまうことになるでしょう。

 

警察官が海外旅行にいくためには、いろいろと制限があります。

なかには「渡航禁止」の国もあるくらいですから、ちょっとおだやかではありません。

 

今回は「海外旅行がライフワーク」という方にとっては少し厳しい、警察官と海外旅行の関係についてお話しします。

 

【今回の内容はこんな感じ】

  • そもそも長期休暇が難しい
  • 管外に出ることが難しい
  • なんと本部長の許可が必要
  • 「あの国」は渡航禁止…

 

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1.警察官は長期休暇をとりにくい!

 

海外旅行にいくなら、やっぱりある程度はまとまったお休みが必要ですよね。

たとえば、ヨーロッパ方面だと最低2回は飛行機を乗り継いで目的地にたどりつくイメージです。

すると、移動だけで1日半ちかくもかかってしまうことは珍しくないので、往復には3日。

現地で3日は遊びたいとすれば、短くても6日の休暇は欲しいでしょうね。

 

ところが、警察官になると「有給をもらいます」と堂々とバカンスにいくのはちょっと難しくなります。

交番勤務のうちは、1回の当直を有給にするだけで実質5連休できるのですが、警察官の仕事は決められた勤務日に出勤すればいいというものではありません。

時間が起きれば休みだろうが夜中だろうが招集がかかるし、大きな事件を抱えていれば1ヶ月以上はお休みナシなんて当たり前。

そんな中で「海外旅行にいくから」とお休みを行使することなんて不可能です。

 

海外旅行が周囲からも認められるのは、新婚旅行などの特別な機会に限られてくると覚悟しておくべきでしょうね。

 

2.管外に出るには届出が必要

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「お休みなら思い切ってでかけちゃえば?韓国・台湾くらいなら一泊でいけちゃうよ?」

とお考えの方。

あまいあまい…

 

警察官は、基本的に受け持ち管外に出ることができません。

原則として、管外に出るためには『管外他行』という届出が必要です。

 

届出なので、本来は上司に「ダメ!」を出す権利はありません。

ダメを出すことができるのは「許可」や「願い」ですよね。

でも、警察官の社会では、届出でも上司の「ダメ!」が通用します。

っていうか、ダメを出されちゃうようなタイミングや、それはダメでしょと思われるような届出をすることのほうがナンセンスです。

 

なお、ローカルルールとして「招集の指令から◯分以内に応じることができるなら管外でも無届けOK」としている所属もあります。

通称「30分他行」とか「40分他行」といい、やや規制が緩い所属にいる人はラッキーです。

 

3.本部長に届出…そんなことまでしなくちゃいけないの?

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管外他行届は、警察署によって運用が違います。

課長までの決裁でOKな所属があれば、きっちり署長まで決裁をもらう必要がある所属もあります。

どちらにしても、週末になると誰かが他行届のバインダーをもって「おーい、他行もらうけど誰か書く人いる?」とお声がかかるもの。

 

ところが、これが海外旅行になると話は変わってきます。

海外旅行に行くためには、例外なく警察本部長の決裁が必要です。

しかも、渡航の1ヶ月前までに。

 

これは厳しい…

 

警察本部長といえば、国家試験に合格して警察庁に入庁した、いわゆる『キャリア組』の方々。

一応は各地の都道府県警察の長として勤務していますが『国』の職員で、将来は閣僚入りをする人たちばかりです。

たとえば、小泉内閣が優勢民営化を推し進める中で反発して離党した亀井静香氏も、もとは警察庁の人で、広島県警本部長をやっていました。

 

まぁ、そんな方々に「このたび、海外旅行に行くことに決めましたので届出をいたします」と申告をしにいくわけですから、たかが届出といってもただ事ではありませんよね。

 

しかも「渡航の1ヶ月前までに」という縛りがあるので、友人に「今月末からハワイに行こうぜ!」と誘われても、お断りするしかありません。

海外に限らず、警察官は「思いつきでふらり旅」ができないお仕事なのです。

 

4.「あの国」は行っちゃダメ!渡航禁止の国がある!

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本部長まで届出を済ませればいいんだから、とりあえず休みが取れそうならどこでも行けるぞ…

 

あまいあまい!

 

警察官には、なんと「行ってはいけない国」があります。

これはおそらくほとんど知られていない情報ですよ。

 

警察官が「行ってはいけない国」は、次のとおりです。

 

  • 情勢が不安定な国
  • 国交がない国
  • あの国…

 

まず、情勢が不安定な国。

たとえば、革命運動がおきている最中や、他国と交戦状態にある国などは、他行届を出そうとしても「ダメ!」がでます。

そんな国にいって、人質にでもなろうものなら、それはそれは批判を浴びそうですからね…

 

次に国交がない国。

これも情勢が不安定な国と同じようなものですが、渡航中の日本人の安全確保が約束されていない国に行くことは、公務員として自覚が足りないといえるでしょうね。

同じく、他行届を出そうとしても「ダメ!」と突っ返されます。

 

最後に「あの国」です。

多くを語らずともどの国なのかはご理解いただけるはずですが、とてもセンシティブな問題なので「あの国」とだけ言わせてもらいます。

実は、数十年前までは「日本のお隣にあるあの広い国」も渡航が許されませんでした。

また、おそらく今でも「北にあるあの広い国」は渡航が許されないはずです。

国政が思想によって歪んでしまっている国は、基本的に「ダメ!」だと理解してください。

 

結論!警察官の海外旅行は「新婚旅行のあとは退職までガマン!」

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身もふたもない結論ですが、これが真実です。

 

警察官になったら、どんなにこれまでたくさんの国を渡り歩いていた人でも、しばらくは海外旅行はお預けです。

 

心置きなく届出ができて、上司も「ダメ!」を出さないタイミングといえば、おそらく新婚旅行くらいでしょう。

 

海外挙式なんて計画しても、同僚・上司は誰も来れません。

これは上手くやれば逆手に取れるかも…

 

もし海外旅行が趣味の方がこれから警察官を目指すのであれば、新婚旅行の次は退職まではガマンするしかないと覚悟しておきましょう。